「朝、充電したはずなのに、お昼にはもう電池が半分以下…」こんな経験、ありませんか? スマホのバッテリー(※電池のこと。充電して繰り返し使える電源)がすぐに減ってしまうと、外出先で不安になりますよね。
でも、実は「スマホの電池が減りやすい」のは、故障ではなく、ちょっとした設定が原因であることがほとんどなんです。今回は、10年以上デジタルが苦手な方をサポートしてきた私が、「これだけで電池が長持ちする!」という3つの簡単な設定変更をお伝えします。難しい操作は一切ありません。今日、この3つのうち1つだけでも試してみてください。
なぜスマホの電池はすぐ減るのか?
スマホの電池が減る原因は、実はとてもシンプルです。スマホは、あなたが使っていないときでも、裏で様々な作業をしているんです。
例えば、位置情報(※スマホのGPS機能で、今どこにいるかを調べる機能のこと)を常に調べ続けたり、たくさんのアプリ(※スマートフォンで使う便利な機能のこと。LINEや天気予報、カメラなど)から通知が来るたびに画面を光らせたり…こうした「見えない動き」が、電池をどんどん消費しているんです。
だからこそ、「必要のない動き」を止めてあげることで、電池の減りをグッと抑えることができます。
電池を長持ちさせる3つの設定
スマホの画面が明るすぎると、それだけで電池をたくさん使います。画面は、スマホの中で最も電池を消費する部分なんです。
設定方法:
- 設定アプリ(※スマホの様々な設定を変更できるアプリ。歯車のマークが目印)を開きます
- 「画面表示と明るさ」または「ディスプレイ」(※画面のことを指す言葉)をタップ(※指で軽く1回押すこと)します
- 明るさのスライダー(※バーを左右に動かして数値を調整するもの)を、少し左に動かして暗くします
また、「自動調整」(※周りの明るさに応じて、画面の明るさを自動で変える機能)をオンにしておくのもおすすめです。これで、明るい場所では明るく、暗い場所では暗く、自動で調整してくれます。
位置情報は、地図アプリや天気アプリなど、「今どこにいるか」を知る必要があるアプリで使われます。でも、多くのアプリが「常に」位置情報を調べ続けるように設定されていて、これが電池を大きく消費する原因になっています。
設定方法:
- 設定アプリを開きます
- 「プライバシー」(※個人情報を守るための設定をまとめた項目)をタップします
- 「位置情報サービス」をタップします
- 下にスクロール(※画面を上下に動かすこと)して、アプリの一覧を見ます
- 各アプリをタップして、「使用中のみ許可」に変更します
「使用中のみ」とは?
そのアプリを実際に使っているときだけ、位置情報を調べるという意味です。アプリを閉じているときは、位置情報を調べないので、電池の節約になります。
例えば、地図アプリは「使用中のみ」で十分です。地図を見ているときだけ位置情報がわかればいいので、常に調べる必要はありません。
通知(※アプリからのお知らせのこと。画面上部にメッセージが表示される)が来るたびに、スマホの画面が光ったり、音が鳴ったりします。この動作も、電池を消費します。特に、1日に何十回も通知が来るアプリがあると、それだけで電池がどんどん減っていきます。
設定方法:
- 設定アプリを開きます
- 「通知」をタップします
- アプリの一覧が表示されるので、通知が不要なアプリを選びます
- 「通知を許可」のスイッチ(※オン・オフを切り替えるボタン)をオフにします
・ニュースアプリ(見たいときに開けばOK)
・ゲームアプリ(「ログインボーナス」などの通知)
・ショッピングアプリ(セール情報などの通知)
反対に、LINEや電話、メールなど、「すぐに気づく必要があるもの」は通知をオンにしておきましょう。
バックグラウンド更新をオフにする
バックグラウンド更新(※アプリを使っていないときでも、裏で自動的に情報を更新する機能のこと)も、電池を消費する大きな原因です。
例えば、ニュースアプリが常に最新のニュースを取得し続けたり、SNSアプリが新しい投稿をチェックし続けたり…こうした「裏での更新」が、あなたの知らないうちに電池を使っているんです。
設定方法:
- 設定アプリを開きます
- 「一般」をタップします
- 「Appのバックグラウンド更新」をタップします
- 不要なアプリをオフにします(または、一番上のスイッチでまとめてオフにすることも可能)
バックグラウンド更新をオフにしても、アプリを開いたときには最新の情報が表示されるので、ご安心ください。「常に最新」である必要がないアプリは、オフにして大丈夫です。
低電力モードを活用しよう
iPhoneには「低電力モード」(※電池の消費を抑えるために、一部の機能を制限するモード)という便利な機能があります。これをオンにすると、自動的に様々な省エネ設定が適用されます。
設定方法:
- 設定アプリを開きます
- 「バッテリー」をタップします
- 「低電力モード」のスイッチをオンにします
低電力モードをオンにすると:
- メールの自動受信が停止します(手動でチェックすればOK)
- アプリのバックグラウンド更新が停止します
- 画面の明るさが少し暗くなります
- 自動ロック(※一定時間操作しないと自動で画面が消える機能)までの時間が短くなります
外出先で充電できない状況や、夕方まで電池を持たせたいときに便利です。帰宅して充電できるようになったら、オフに戻せばOKです。
Androidの場合は、「バッテリーセーバー」や「省電力モード」という名前で同様の機能があります。設定から「バッテリー」を開いて探してみてください。
電池の寿命についても知っておこう
設定を変えても電池の減りが早い場合、バッテリー自体が劣化している可能性もあります。スマホのバッテリーは、消耗品(※使っているうちに性能が落ちていくもの)で、だいたい2〜3年で性能が落ちてきます。
バッテリーの状態を確認する方法(iPhone):
- 設定アプリを開きます
- 「バッテリー」をタップします
- 「バッテリーの状態」をタップします
- 「最大容量」という数字を確認します
この数字が80%以下になっていたら、バッテリーの交換を検討する時期です。Appleストアや携帯ショップで交換できますよ。
まとめ
スマホの電池を長持ちさせる方法、いかがでしたか? 今回お伝えした3つの設定——①画面の明るさを下げる、②位置情報を「使用中のみ」にする、③不要な通知をオフにする——は、どれも難しい操作は一切ありません。
大切なのは、「全部を一度にやろうとしなくていい」ということです。今日は1つだけ、例えば「画面の明るさ」だけ変えてみる。それだけでも、電池の持ちが変わってきます。慣れてきたら、他の設定にも挑戦してみてください。
スマホの電池が長持ちすると、外出先での不安が減り、もっと安心してスマホを使えるようになります。「充電がない!」と焦ることも少なくなりますよ。
デジタルは、あなたの生活を楽にするための道具です。ちょっとした設定の工夫で、もっと快適に使えるようになります。今日から少しずつ、あなたのスマホを「あなた専用の使いやすいスマホ」に育てていきましょう。分からないことがあれば、いつでも「かつさんの 0からはじめるデジタル&AI生活」に相談してくださいね!